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コラム |
「長い長いドラマ」の筈があっけない寸劇、いや、茶番劇で幕。反乱劇の主役、自民党・元幹事長加藤紘一は、劇場の幕間のコメディアンで終わった。 一方、11月7日に行なわれたアメリカの大統領選挙は、史上まれにみる大接戦。フロリダ州票の再集計という異常事態、この原稿の執筆段階ではまだ決着がついていない。 ところで、この不信任案騒動の当事者・森総理とは一体何だろう。騒動後、野中氏が「不信任案否決は、森総理の信任を決定したものではない」「緊張感をもち、謙虚さをもって、政局安定のために毎日毎日を刻んでほしい」と首相に注文。そう言えば、「不信任案と森総理の進退とは別問題」と言った人もいた。次はいよいよ「森おろし」?。 今回の政変劇は『裸の王様』がふさわしい。主役は当然、森総理。本人以外は、王様が裸であることは国民だれもが知っている。だからこそ、今回の政変劇を国民は固唾をのんで見ていたのに・・・だが、王様が変わっても、こんな自民党では日本は変わらない。 (だだっ児) |