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写真・文 : 斎藤愼一郎 | ||
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梅雨時の野山に咲き、田舎道の轍(わだち)に並ぶ姿が可愛い。昔の荷車は車輪が大きく、花を倒さずに通れた。鮮やかな紫の花は帽子をかぶる人の姿に似る。シソ科の多年草で、盛夏に花穂をつけた茎が枯れ、中国で夏枯草と呼ばれる。花後の穂を摘んで干し、ドクダミと混ぜて薬草茶にした。利尿に効ありという。和名は花穂の形を矢を入れた靫(うつぼ)に例えたもの。長野でヘビノマクラ、愛媛でネコノマクラと呼ばれた(「日本植物方言集」)。 |
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