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写真・文 : 斎藤愼一郎 | ||
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草木を覆ってどこまでもはびこるクズは、葉の面積が大きく、荒野の覇者である。アメリカへ渡り恐れられたが、日本では古来有用植物。根茎の澱粉は葛粉にし、葛根湯は漢方薬の常連だ。茎葉は牛馬の餌とされたが、近年その家畜がいなくなり、繁るにまかされている。花は蝶形で、藤の穂を立てたよう。方言にウマフジ、ヤマフジ、また単にフジともいう。クズの茎の繊維で布を織る試みは、古代衣料の復元の意味もあり、期待値が高い。(2004.8.27) |
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