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写真・文 : 斎藤愼一郎 | ||
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金平糖か星形の袋にクモの子が犇めいている。野山で探すには、低木の茂みにかかる枯れ葉の塊に着目する。むくとクサグモの卵のうが現れる。早春、子グモは袋に孔をあけ脱出する。はじめは赤く、脱皮をかさね褐色斑の大きなクモになる。巣を兼ねるシート状の棚網は粘らないが、獲物を捕る卓抜の罠。クモは巣の端のトンネルにいて、振動を感知し走り出る。夏場にはミンミンゼミ、ヤママユガなど大物の餌も平然と食べるしたたか者だ。 (2005.1.7) |
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