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写真・文 : 斎藤愼一郎 | ||
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田の畦に咲くサギゴケは茎が地を這う人畜無害の雑草だ。蝶を連想させる横向きの花は高貴な紫。三裂した唇状の花びらが目立ち、中心に橙色の紋を散らす。箆形のメシベの先(柱頭)に昆虫が触れるとたちまち閉じてしまう。草の茎で柱頭を刺激しても同じこと。オジギソウの葉と並び植物生理運動の好例である。和名は鷺苔の意。花形を鷺の頭と見た。稀に清楚な白花品がある。昔和泉国で帆掛草、周防で畦菜、筑前で千鳥草と呼んだという。 |
(2005.5.13) |
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