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写真・文 : 斎藤愼一郎 | ||
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昆虫少年の小学生時代、郷里横浜でモンキアゲハは高嶺の花だった。還暦を過ぎて北陸に住み、ノアザミの花に乱舞するその姿に目をみはる。対馬海流の洗う能登加賀海岸地方は暖かいのだ。サボテンが露地越冬し、ソテツに花が咲き、亜熱帯植物のカミヤツデ(紙八つ手)もよく繁る。南国の蝶モンキアゲハが多産しても何の不思議もない。幼虫が食べるカラスザンショウは棘だらけの無骨な木。蝶の美との対比の妙こそ野の奇跡ではないか。 |
(2005.5.30) |
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