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写真・文 : 斎藤愼一郎 | ||
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6月は奈良率川神社の百合祭り。三輪山の杜に咲くササユリ(笹百合)の花をかざし、うら若き巫女たちがゆるやかに舞う。道行くお練りの花笠にはササユリの造花。稚児の背に負う菅笠もササユリの巴模様。参拝者には惜しげもなく一茎の百合が分かたれる。ササユリは西日本の野草だが、森林の荒廃や心ない乱獲がたたって、近年各地で激減している。淡いピンクのかんばせをうつむかせて、受難の花はいったいなにを想っているのだろう。 |
(2005.6.17) |
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