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写真・文 : 斎藤愼一郎 | ||
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釣り鐘草と呼んだ方が通りがよい。人参と称するのは肥厚した根を薬用に供したからで、漢方では沙参といった。花の形はまさに小型の鐘。垂下するメシベは風鐸の舌を思わせる。この仲間(キキョウ科)の花の妙趣は、雄蘂先熟により自家受粉を避ける天然の仕組みで、オシベが萎れた後にメシベの先(柱頭)が開き、昆虫の仲立ちで他の花の花粉を受け入れる。方言名トトキは韓国のトドク(和名ツルニンジン)と一致し、朝鮮半島起源の語。 |
(2005.10.4) |
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