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写真・文 : 斎藤愼一郎 | ||
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ススキやアシの葉が粽のように巻かれている。主はクモだった。その名はカバキコマチグモ。母親が卵をうむための産室である。それと知らず、うかつに粽を開くと、母グモが牙をむきだし、わが子を守ろうとする。このクモには咬まれない方がよい。咬まれてリンパ腺を腫らす子たちもいたのだ。卵から孵化した子グモらは、母の体を食べて自立する。自然界の奇跡である。粽の中の卵塊をママ(ご飯)になぞらえる遊びがむかし田舎にあった。 |
(2007.7.17) |
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