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写真・文 : 斎藤愼一郎 | ||
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日本に自生するサルビア(Salvia)属の中では花が大きく、舶来の園芸品に遜色がない。太平洋岸のキバナアキギリ(黄花秋桐)に対し、日本海諸地方に見られるこちらは濃紫色の花を咲かせ、見慣れぬ人はびっくりする。本州脊梁山脈の両側で、同種や近縁種の花の色が変わる現象は他にもあり、列島の地史と生物進化の妙を感じさせる。横向きの花はいわゆる唇形花で、昆虫がもぐったとたん、他家受粉を媒介する巧妙な仕組みができている。 |
(2007.10.12) |
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