三共アグロ(株)(窪田隆一社長、本社:東京都文京区)は1月21日、東京都千代田区のNTT東日本大手町ショールームにおいて、2月1日から開始する『栽培履歴管理システム』の全国実証試験に先立ち、プレゼンテーションおよびデモンストレーションを行う。
昨今、無登録農薬問題や残留農薬問題などから食に対する消費者の関心が高まっているなか、農業現場でもトレーサビリティシステム導入の一環として栽培履歴の記帳・提出が求められている。
一方、生産者は農産物の価格低迷などにより生産履歴記帳、開示に関わるコストを価格に転嫁することができない上、使用する農薬の登録チェック等、煩雑な作業を伴うために栽培履歴記帳の普及に大きな障害となっていた。
このような状況のなか、同社では「生産者の視点に立った価値ある製品とサービスの提供」という経営理念に則り、本システムを無料で提供し、広く普及させることで生産者の利便性と消費者に対する「安全・安心」の提供をはかっていくことにしたもの。
本システムは、従来紙ベース行われることが多かった栽培履歴記帳作業(いわゆる防除日誌などと呼ばれていたもの)を同社の会員制ホームページ上で行うシステムで、業界初の試みとなる。
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