日本農薬学会(上路雅子会長)では、10月25日〜26の2日間、長野市の信州松代ロイヤルホテルで『第25回農薬環境科学研究会』を開催する。「農薬の環境動態とモニタリング評価」が主なテーマ。定員120名。
農薬PECや水濁法PECなどによる農薬の環境生態系への影響評価対応やポジティブリスト制度、OECDの新規テストガイドラインなど整備される中で、亜急性および慢性毒性評価のための生物性濃縮試験や実態調査の評価の重要性が高まってきている。
また、農薬の土壌生態への影響評価の必要性や公園などでの農薬散布のリスク削減についても検討がなされるとともに、シジミなど貝類の濃縮性の問題も懸念されている。
そこで、河川湖沼など陸水域だけでなく土壌域や沿岸域の農薬などの環境中での動態分析やモニタリング手法および評価などについて、本研究会ではこれらの最新の知見や話題を提供する。
特別講演・講演は「魚介類への残留基準設定について」(残留農薬研究所:加藤保博)、「河川生態系における農薬の時・空間的動態と水生生物群におよぼす農薬影響」(信州大学:朴虎東)、「沿岸域における有害化学物質の挙動や生態系への影響評価」(港湾空港技術研究所:中村由行)など。
〈問い合わせ先〉
『第25回農薬環境科学研究会』:長野大会開催幹事
(株)エスコ 環境部 北條敏彦
〒381−0006 長野県長野市大字富竹173−2
電話(026)296−8249 FAX(026)296−5666
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