静岡県緑の安全推進協会(杉山日出男会長)は11月7日、静岡県職員会館「もくせい会館」で、市民公開型の記念講演会を開催する。フリー科学ライターの松永和紀(まつなが わき)さんもかけつけ、「食の安全」や「農薬の安全性」などについて解説する。
平成4年に設立された静岡・緑安協は、東京に本部を置く(社)緑の安全推進協会の地方では唯一の協力機関。主に、ゴルフ場を中心とした緑化部門における農薬の安全対策を啓蒙している。
記念講演では、フリー科学ライターの松永和紀さんが「農薬から見た食の安全」の演題で講演する。松永さんは、京都大学大学院を卒業(農芸化学専攻)後、毎日新聞記者を経て、現在は主婦の立場から農業、食品、環境関連の執筆活動を続けている。主な著書に『食卓の安全学』、『踊る食の安全』、『メディア・バイアス』がある。
続いて、宇都宮大学名誉教授・客員教授(前日本芝草学会会長)の竹内安智(たけうち やすとも)さんが「農薬、特に除草剤の安全性と利用の現状と展望」の演題で講演する。竹内さんは、約40年間にわたり雑草防除科学を研究してきたこの分野の大御所的存在。
<問い合わせ先>
静岡県緑の安全推進協会 事務局
〒420−0816 静岡市葵区沓谷5−9−12
(株)トモグリーン・ケミカル内 電話(054)263−2070
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