『環境保全型農業普及推進事業実績検討・研修会』が8月28日〜29日の2日間、ウェルシティ宮崎で開催される。宮崎県が3年間にわたり行った環境保全型農業普及推進事業の総括を踏まえた、現在の現場での取組み事例を紹介する。
食の安全・安心や地域ブランドの構築を模索するなか、宮崎版「環境に優しい農業」の実践事例を地域から発信するもので、宮崎県園芸振興、JAグループ営農指導員、宮崎県施肥・防除合理化推進の各協議会が主催する。
多様化する青果物実需者のニーズに対し、生産現場において環境に優しい農業生産の確立を目指している同県では、関係機関団体が一体となり施設野菜の「あるべき農業生産体系モデル実証事業2003〜05」を実施し、現在ではその結果を踏まえて、県内各産地で環境に優しい農業の普及推進に取組んでいる。
検討・研修会では施設野菜における環境保全型生産、微生物農薬使用の現場、天敵利用の防除事例、宮崎型養液土耕栽培(ピーマンを含む)などの、現在の取組み事例が紹介される。
動き出したIPM(総合的病害虫・雑草管理)やGAP(適正農業規範)の中で、今後の方向性を見出すための一石を投じる検討会になると思われる。
〈問い合わせ先〉
宮崎県園芸振興協議会 事務局 宮崎県経済連営農振興課(原口・佐久間)
電話(0985)31−2154
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