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玄米をその場で精米し販売する店を横浜にオープン
JA全農のお店「JA米(マイ)タウン」


横浜に開店した「JA米(マイ)タウン」
横浜に開店した「JA米(マイ)タウン」

 JA全農は、新全農の改革実行策にもとづいた「懸け橋機能」を発揮するために、消費者と直結した店舗展開を進めていくことにしているが、その一環として2月21日、横浜駅に隣接するショッピングモール「横浜シァル」の地下食品売場に、JA全農のお店「JA米(マイ)タウン」を開店。玄米販売とその場での精米サービス、米加工品などの販売を開始した。
 この店のコンセプトは、▽「日本のお米をもっと美味しく」を実践するため、玄米販売とその場での精米サービス(無料)▽お米は生鮮品であることを再認識し鮮度の良いものを少しづつ販売▽1kgから好みのつき歩合で精米するなど、米の新しい買い方を提案することだと、全農大消費地販売推進部(販推部)の本間淳事業開発グループリーダー。
 開店当日には、地元神奈川のキヌヒカリ、秋田の全農安心システム米・あきたこまち、兵庫・JAたじまのこうのとりの郷米・コシヒカリ、新潟の魚沼コシヒカリ、同小国町棚田米・コシヒカリ、山形の中山町特栽米・はえぬき、茨城のミルキークイーン、岩手の金ケ崎・農薬削減米・ひとめぼれと8つの特徴ある米が買いやすい価格で並べられた。
 この店の企画立案に携わった板倉要介販推部吉祥寺販売所長は「米の消費は落ちているけれども、JA全農のお店・吉祥寺店で玄米の精米販売が着実に伸びているので、そのノウハウを活かして、駅ビルや“エキナカ”など商業集積地で試してみたかった」という。
 「横浜シァル」の食品売場は、開店の朝10時から野菜など生鮮品を求める買い物客で賑わう集客力のある売場だ。ここで、自分の好みにあった米を好みのつき歩合で精米し炊いたご飯の美味しさを、どう消費者に伝えるかが大事だと板倉さんは考えている。そのためには、地道に時間をかけてファンをつくり、野菜や魚・肉など生鮮品と同じような感覚で米を買ってもらえるようにすることだとも。
 JA全農では、横浜を第1号店として、今後もこうした商業集積地へ同様な店を出店していきたいと考えている。

(2006.2.22)



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