農水省が調べた平成18年7月の国内産米穀の卸・小売価格(それぞれ全国平均の平成17年産水稲うるち精米10kg当たり、包装・消費税込みの価格)は、前月に比べ卸価格は大半が上昇し、反対に小売価格は約半数が下落した。卸価格が小売価格に反映するまでには時間差があるので、この2つの価格傾向はすぐには連動しない。
卸価格は、調査した23銘柄のうち16銘柄が上昇し、
5銘柄が同値で、2銘柄が下落した。上げ幅が大きいのは北海道ほしのゆめが3440円で前月より139円、4.2%高、北海道きらら397が3312円で同106円、3.3%高。新潟コシヒカリ(魚沼)が6068円で同232円、4.0%高。上昇した他の銘柄の上げ幅は0.1〜1.0%、下落した銘柄の下げ幅も0.1%とそれぞれ小さい。
小売価格(卸価格を調査した銘柄と同銘柄)は、調査した23銘柄のうち11銘柄が上昇し、12銘柄が下落した。
上げ幅が大きいのは、北海道ほしのゆめが3606円で前月より117円、3.4%高、北海道きらら397が3711円で同76円、2.1%高。新潟コシヒカリ(魚沼)は7232円で同87円、1.2%高。この3銘柄は、根強い需要に支えられて卸、小売価格とも上昇した。上昇した他の銘柄の上げ幅は0.1〜0.9%と小さい。
下げ幅が大きいのは、青森ゆめあかりが3400円で前月より73円、2.1%安、福岡ヒノヒカリが4047円で同61円、1.5%安だった。他の銘柄の下げ幅は0.1〜0.9%と小さかった。
|