農業協同組合新聞 JACOM
   
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ポジティブリスト制に対応、533種の農薬について検査体制整備
《日本穀物検定協会》

 本年5月29日から改正食品衛生法が施行され、残留農薬の規制を大きく転換しポジティブリスト制(残留基準のない農薬であっても一定量以上残留する食品については原則その販売等が禁止される)が導入される。(財)日本穀物検定協会では、2年前からポジティブリスト制導入に対応するために協会独自の判断で食品に適用されると思われる農薬578種をリストアップ。既に533種について分析が行える検査体制を整えた。残り45種の農薬の検査法については、法施行時の本年5月29日までに検査体制を整備したいと現在開発中だ。
 分析が行える検査体制を整えた533種の農薬についての分析方法としては、GC・MS(ガスクロマトグラフ質量分析)一斉分析法が280農薬、LC・MS(液体クロマトグラフ質量分析)一斉分析法が95農薬、GC一斉分析法が38農薬、LC一斉分析法が25農薬、個別分析法が95農薬、となっている。
 今後に向けては、新たに導入したLC・MS・MS(液体クロマトグラフ/タンデム質量分析装置)等を活用した一斉分析法の検討を行う。

 

(2006.1.12)


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