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食育に関心、2.7万人が来場 ニッポン食育フェア開催 (1/14)

稲穂が飾られた全農のブース
稲穂が飾られた全農のブース
 地域に根ざした食育推進協議会と(社)農山漁村文化協会の主催で1月14日と15日の2日間、「ニッポン食育フェア」が有楽町・東京フォーラムで開催された。
 近年、食生活の乱れが社会的な問題となり、食の安全などについても関心が高まっている。同フェアはそのような食を取り巻く状況を踏まえ、地域の特色を活かした健全で安心できる食生活、地場産物の活用による消費者と生産者の交流の拡大、地域に伝わる伝統的な食文化の継承などを紹介することで、食育のさらなる推進を図ることを目的に開催した。
 会場には食育を推進する農林水産省、厚生労働省などの国の機関や、企業、業界団体、公益法人、NPOなどがそれぞれブースを出し、食育に取り組む各団体・企業の活動を紹介していた。国産農産物にこだわった食材を使い加工食品を作っているメーカー、会場で料理教室を開催し、正しい食べ方まで教えるブースなどもあり、休日を利用して会場を訪れた子どもたちも興味深げに見入っていた。
 会場の一角にはJA全中、JA全農もブースもあり、全中はキャラクターの『ごはんじゃワンくん』がお米の消費拡大と美味しいお米の食べ方を来場者に教えていた。全農は『田んぼの生きもの調査』のパネルを展示し、環境に配慮した農業の姿を分かりやすく説明。また、JA女性協のブースでは、新潟県女性組織協議会が特産のコシヒカリや加工食品の販売などを行い、新潟県の農産物の美味しさをアピールした。
女性協のブースで加工食品について質問する来場者
女性協のブースで加工食品に
ついて質問する来場者
 フェアは今回初めて開催され、2日間で2万7000人が来場。出展者数は約100団体。事務局では、来年以降も継続して実施することを考えている。なお、14日には小泉総理大臣、食育担当の猪口大臣も会場を訪れ、食育の大切さを訴えた。
(2006.1.19)


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