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農水大臣賞に登米市立新田第一小
−第1回子どもファーム・ネット全国交流会 (1/28)


農林水産大臣賞を受賞した登米市立新田第一小学校の子どもたち
農林水産大臣賞を受賞した登米市立新田第一小学校の子どもたち

 全国子どもファーム・ネット推進協議会(運営委員長・今村奈良臣東大名誉教授)とJA全中は1月28日日本青年館(東京・新宿区)で、第1回子どもファーム・ネット全国交流会を開いた。
 「子どもファーム・ネット」は、子どもたちの農業体験活動グループのネットワークをつくり、子どもたちが農業をより深く理解することを目的に、17年7月に推進協議会が設立され発足した。協議会には、JA全中のほか(社)家の光協会、(社)全国子ども会連合会、全国農業会議所、(社)全国農村青少年教育振興会、日本生協連など合わせて11団体が会員となっている。
 同ネットに登録しているのは、子どもたちのグループとその活動を支援する大人で、現在、40都道府県112グループ、子ども約7200人、活動支援者約1700人が登録している。
仲間のかべ新聞を熱心に取材する子どもたち
仲間のかべ新聞を
熱心に取材する子どもたち
 同協議会では子どもたちの農業体験活動成果を「かべ新聞」にまとめて応募するコンクール「第1回子どもファーム活動コンクール」を企画、全国交流会はその最終審査会も兼ねた。参加したのは、第1次審査を通過した31都県48グループの代表。審査は子どもたちがお互いにかべ新聞を取材して、自分たち以外の作品に投票、その結果と審査委員会の評価とを合わせて受賞作を決めた。子どもたちが審査に参加し農林水産大臣賞などの賞を決めるコンクールはほかに例がない。お互いの作品を紹介し合うことで、子どもたちの仲間の輪を広げてもらうことも狙いとしている。
 審査の結果、農林水産大臣賞を受賞したのは宮城県の登米市立新田第一小学校3年生のグループ。冬みず田んぼでの生き物調査を中心にJA青年部など大人たちの支援を受けた「田んぼの学校」活動についての成果をまとめた。
 審査委員長の今村奈良臣東大名誉教授は「かべ新聞によっていろいろな活動があることが分かった。表現方法も実に多彩。食と農のつながりを深めなくてはならない時代にみなさんのような地道な活動が大切で優れた活動をどんどん伸ばしていただきたい」と講評した。
今村奈良臣審査委員長
今村奈良臣審査委員長
 その他の受賞作は以下のとおり。「」内は新聞タイトル。
【全国農業協同組合中央会会長賞】山形県・浜田小5年「米新聞」/福井県・宮川小宮川グループ「黒米新聞」
【子どもファーム・ネット運営委員長賞】長野県・JA北信州みゆきあぐりスクール「あぐりスクールへごしょうたい」/島根県・湯里小5・6年「湯里いっぱい」/沖縄県・にしばるはるさー隊「食畑新聞」
【子どもファーム・ネット奨励賞】茨城県・ファイブ・スターブルーベリー正見園「ブルーベリーニュース」/埼玉県・川口のびのびチャレンジャーズ「おたのしみ畑新聞」/東京都・葛西じゃがいもーず「こめつくりしんぶん」/兵庫県・久崎小5年「夏大根新聞」/奈良県・柿っ子(西吉野中園芸委員会)「柿っ子新聞」/愛媛県・日土みかんでわくわくタイム(日土小3年)「日土ミカンタイムズ」/熊本県・田小野子供会「子供会新聞」
(2006.2.1)


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