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農政.農協ニュース |
第48回全国家の光大会 静岡市で開催 人・JA・地域 広げよう元気の輪、協同の輪 |
「参加・参画する仲間づくり」に取り組みJAに結集する仲間の輪を広げることなど参加者全員で申し合わせた第48回全国家の光大会 |
◆体験発表の熱い思いを共有して
来賓の石川嘉延静岡県知事は「食の持つ教育的な意味に関心が高まっている。体力と知力は食を通じて作られる。『家の光』を国民的情報誌として広めていってほしい」と期待を寄せた。また、JA全中の宮田勇会長はJA改革などの「取り組みの基本は人。協同組合理念への理解を深めてJAに結集する必要がある。それには継続的な教育文化活動が必要。価値ある情報提供とJA運動を支援する役割の発揮を」などと語った。 ◆家の光文化賞4JAが受賞 「農村文化の向上に特別顕著な成績をあげている農協」を表彰する「家の光文化賞」は昭和24年に創設。これまでに延べ241JAが受賞している。 ◆記事活用し「食育」実践
体験発表後、農林水産大臣賞に選ばれたのは、JAハイナンの大石直美さんの「感謝の心でつながる家族・仲間・地域」。 専業農家に25年前に嫁いだ大石さんは、昨年度、女性部支部長に就任。女性の正組合員加入運動に取り組むが、部員からなぜ、正組合員にならなければいけないか、と問われ「答えに詰まってしまった」。そこで活用したのが『家の光』の「なるほどJA講座」。記事を読み込み、「正組合員になることは、ディサービスをやりたい、ファーマーズ・マーケットを設置してほしい、など自分たちの声を届け生活に役立ち利用しやすいJAにすることだ」と知り、それを仲間に訴えて回った。 その結果、正組合員加入率25%を達成。女性総代も増え、自分も地区の第一号女性総代になった。 こうしたエネルギーをくれたのが東京の保育園で働いている娘の存在。食育をしたいと帰省するたびに農業や伝統料理について家族に熱心に問いかけたり『家の光』を読む姿に触発され、大石さんも改めて通信教育で料理と栄養学の勉強を開始。今後は、女性部活動のなかで食育の講師になることも目標になった。「家族とともにあった『家の光』。学んだことを地域に、未来につなげていきたい」。 審査委員長の白石正彦東京農大教授は、「なるほどJA講座」を活用して正組合員加入を進めた点を「これまでにない活動」と評価されたと講評した。 また、中国から嫁いできた和歌山県の今北純子さんは、日本になじめずにいたころ『家の光』に掲載されたルポで水害から立ち上がろうとしている故郷、湖南省の人々の姿に心を打たれ、「中国人であることを忘れずに日本に溶けこめばいい」と自信を持ち、今では地域の文化交流などで活躍している体験を発表した。今北さんには審査委員会特別賞が贈られた。 ◆教育文化活動はJA運動の土壌づくり 「普及・文化活動」の部で体験発表し、会長特別賞が贈られたのはJAみやぎ仙南(宮城)の堀内寿夫さん、JAハリマ(兵庫)の小林満子さん、JA佐賀みどり(佐賀)の小野千鶴子さんの3名。このうち小野さんの「みどりの風にのって心結ぶ生活文化活動」が全国農協中央会会長賞に選ばれた。 |
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(2006.2.27) |
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