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仲間との絆を財産に食肉業界に旅立ち
食肉学校総合養成科第41期生13名が卒業 −全国食肉学校 (3/3)

卒業生全員の一言スピーチ
卒業生全員の一言スピーチ

挨拶する多田学校長
挨拶する多田学校長
 (社)全国食肉学校総合養成科第41期生の卒業式が3月3日、同校大教室で行われた。
 農林水産省、(独)農畜産業振興機構、JA全農などの来賓や卒業生の両親が見守る中、多田学校長は卒業生を送る挨拶で、「昨年4月6日の入学式以来、総授業日数218日、総授業時間数1570時間の課程を修了し、今日の卒業式を迎えることができました。この間、実技実習・演習、大教室での講義や寮での共同生活など、学ぶべきことが多かったと思います。諸君はこれから仕事でも、私生活でもさまざまな状況に遭遇すると思いますが、『精神的な若さ』、『ほとばしる情熱』を持ち続けることで、困難に打ち勝ってほしいと思います」と卒業生を励ました。また、卒業生と学校が深い信頼でつながりを持ち続け、常に卒業生の側近くいて語りかける『さよならのない学校』をめざしており、これからは同じ食肉業界に生きる仲間としてともに手を携えて進もうと訴えた。
 続いて、卒業生一人ひとりに多田学校長から励ましの言葉とともに卒業証書が手渡された。また、優秀賞・技能賞・努力賞の表彰状と記念品が学校長から、農林水産省生産局長賞、群馬県知事賞、農畜産業振興機構理事長賞、群馬県職業能力開発協会長賞の褒章状と記念品がそれぞれの関係者から受賞者に授与された。
 卒業生13名が前に進み出て、一人ひとり卒業にあたっての一言スピーチを行った。1年間の苦しかったことや楽しかったことを語り、学校で学んだことを忘れずにこれからの仕事に全力投球する決意を述べた。最後に、卒業生を代表して木村敏也さんが答辞として、「昨年4月の入学以来、基本技能と専門技術を習得し、食肉販売や提供技法等を幅広く学び、実践力を養うことができ、また、食肉販売科とともに汗を流したFMAリーグ戦・バーベキュー大会、卒業記念感謝祭、オーストラリア卒業修学旅行など楽しかったことが思い出されます。いろいろと課題の多い食肉業界ですが、私たちは1年間学んだ技能、寮生活で養った責任感やモラル、精神力で食肉産業の発展のため努力し、今後とも精進します」と、学校で学んだことを忘れずに新しい仕事に取り組むことを誓った。
 第41期生は学生数13名と例年に比べ少なかったが、その分仲間との繋がりが強く、密度の濃い学校生活であったとの声を卒業生から多く聞いた。仲間との絆と1年間の学校生活を財産として、それぞれの道を進む卒業生の今後に期待したい。

(2006.3.7)

 



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