JA全農茨城県本部が『ポケットファームどきどき牛久店(仮称)』の19年2月オープンをめざし準備に入っていることが、3月9日に開催されたJA全農経営役員会に報告された。
牛久店は、▽生産者が消費者に直接生産物を提供する市場外流通の新ビジネスモデルを創造する、▽生産者自らが生産物や価格を決めて販売する自己責任と喜びを得られる場の提供を目的に、地域社会への貢献も果たそうというもの。また、地域の食と農を守る活動として、美味しさと安心の両立をテーマにした食の提供、「食と農の情報発信」「食農教育」に取り組み、消費者に農業を考える活動の実践の場としても活用する。
茨城県本部は、農業と食について『知る』『考える』そして『体験する』ことの大切さをみんなに理解してもらうため、県本部に隣接して「ポケットファームどきどき」を既にオープンさせており、牛久店が2ヵ所目となる。牛久店は全農が先に公表した「新生プラン」実践の具体策としてオープンをめざすもので、牛久市猪子町半抜台に敷地面積42219.54u(1万2771.42坪)を確保し、鉄骨造平屋建(床面積4786u、1447.77坪)の中に直売所、レストラン、カフェ食堂、事務所などを配置する。また、敷地内に動物広場、体験農園を設ける。職員は5名(所長1名含む)、嘱託職員5名、パート44名、アルバイト32名の体制、来客用駐車場も443台分を確保している。
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