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給付還元利率は据え置き −JA全国共済会 (3/16)


 JAなどの退職金積み立てを行っているJA全国共済会(全国農業協同組合役職員共済会、会長:阿川一東京都農協中央会会長)は3月16日の理事会、評議員会で18年度の給付還元利率と事業計画を決めた。
 職員対象の退職金積み立て団体契約の「制度」の18年度の給付還元利率は1%。役員も加入できる「施設」は1.35%とした。いずれも据え置きとなった。
 「制度」は、掛け金が損金扱いとなる優遇税制があり手数料も不要で、同種の他の制度にくらべて有利となっている。「施設」は個人積み立て方式で優遇税制はないが、他の金融商品にくらべて利率は高率。職員が財産形成のために加入することもできる。
 JA全国共済会の総資産は5100億円(1月末)で前年度末比15億円増加した。財務内容は国内債主体で利息収入で運用している。17年度の決算見込みの給付還元安定財源は、当初計画比10億円増の90億円を見込んでいる。
 JAの加入率は87.8%と前年度比0.5%増となった。
18年度事業計画では、JAの財務基盤強化のための「退職給付債務100%積立運動」の展開を決め、未加入JAへの加入促進を図ることにしている。

(2006.3.20)



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