JA全農グループは、多様化する農家のニーズに応えるため、肥料、農薬、農業資材等をそろえたJAの生産資材店舗「JAグリーン」を展開しているが、全国で96店舗目となる『JAグリーン四万十(高知県)』が4月21日にオープンする。
「JAグリーン」は平成5年12月に『JAグリーン鶴岡(山形県)』のオープンが最初で、今年2月オープンした『JAグリーンかながわ(神奈川県)』で95店舗目となった。2月末現在、全国55JAと6県本部が設置・運営し、全国27県に店舗がある。
生産資材を基本としているが、店舗数が増大し都市近郊にも設置されるようになって、農家組合員以外の利用も視野に入れた地場産野菜や花卉園芸売り場を設けた「生産から販売まで」を担う店舗も増えてきた。全国的に肥料、農薬など生産資材の販売予約の縮小傾向が続いているため、JA全農では「JAグリーン」店舗をテコに、農家の需要掘り起こしと非農家などの新規需要開拓をめざしている。また、農家組合員だけでなく家庭菜園などを行っている非農家からの相談などにも対応するため、各店舗に営農相談コーナーを設置するよう各JAに提案している。『JAグリーン四万十』のオープンを始め、21年度までに全国で115店舗のオープンを計画している。
『JAグリーン四万十』はJA四万十の本所(高岡郡窪川町榊山町586-2)の隣接地で、購買倉庫を改装しオープンする。肥料、農薬など生産資材を中心に取り扱う。
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