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JAいずも萬代組合長 |
4月6日、福島県JA東西しらかわで、島根県JAいずもの萬代組合長ら6人の組合長が発起人会を開いて「新世紀JA研究会」の発足に向け準備を始めた。
WTO農業交渉、担い手問題、JA改革など課題が山積するなかで、新たにJA運営を担うこととなったJA組合長、役員は激しい状況変化の中、JA運営に大きな不安を抱えている。そこで、新たにJA役員となった組合長等が研究会を開催し、情報の交換と課題の共有等のため、相互に研鑽を行うことにしたもの。
発起人会では代表に島根県JAいずも組合長の萬代宣雄氏を選出した。年2回程度の割合で研究会・セミナー等を開催する。研究会が軌道に乗れば、JA全中の組合長研修コースへの組み入れを要請することも視野においている。これから会員を呼びかけ、10月19日,JAいずもで開く第1回セミナーで正式に発足する。
問い合わせは、(財)協同組合経営研究所。電話03-5214−0855
◆萬代発起人代表の話
この度われわれは情勢が厳しく混沌とする中、組合長としてJA運営の重責をになうこととなった。また、われわれの合併JAは、大規模化し、運営は極めて難しい局面に立たされているが、JAの果たすべき社会的責任はますます大きくなってきている。
そこで、新鮮な情報・アイデアの交換、行政関係者とのふれあい、農業政策への機敏な対応等のため、あらたに組合長・役員になった者が中心となって研究会を立ち上げることになった。
昨今、リストラのなかで教育・研修が真っ先に合理化の対象になっているが、このことは、協同の理念に基づく協同組合運動にとって誠に忌々しきことである。JA運動を担うのは役職員であり、その資質向上のための指導・教育にカネを惜しまない組織にしていかなければならない。 |