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農政.農協ニュース |
生産者受取価格は推定小売価格の6割弱 農水省「17年食品流通段階別価格形成調査(青果物経費調査)」から (4/17) |
農水省は先ごろ青果物の流通段階別経費、価格形成の状況を調査する「平成17年食品流通段階別価格形成調査(青果物経費調査)」を公表した。 これによると、調査対象となった青果物25品目の100kg当たりの平均集出荷・販売経費は7512円でそのうち集出荷経費が4385円、販売経費は3127円となっている。 卸売価格に卸売会社が集出荷団体に支払う荷主交付金・出荷奨励金などを加えた「販売価格」1万8954円に占める割合は集出荷・販売経費が39.6%、集出荷経費が23.1%、販売経費が16.5%となっている。 また、販売価格に占める集出荷・販売経費の割合は機械選別が主体のミカンでは26.2%だが、生産者による手選別・荷造が主体のほうれん草では81.1%と高くなっている。 野菜19品目についてみると、平均集出荷・販売経費は6511円で、販売価格1万5345円の42.4%を占めている。一方、生産者受取価格(含生産者による選別・荷造労働費)は1万366円で、販売価格に占める割合は67.6%となっている。 表は、今回の調査をもとに農水省が産地から小売りまでの各流通段階での価格形成を試算したものだが、小売価格に占める流通経費は47%前後から58%となっており、生産者の受け取り価格は5割前後と推察される。この生産者受取価格には、生産者が行う選別・荷造労働費も含まれているので、実際の手取りはさらに下回ることになる。 |
(2006.4.17) |
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