10月に開催される第24回JA全国大会の議案審議会の2回目の会議が4月19日に開催された。
この審議会に提案された組織協議素案は、すでに議案審議専門委員会が提案している内容と変わらないが、メインテーマを「食と農を結ぶ活力あるJAづくり――『農と共生の世紀』実現のために」とした。
審議会では、JAグループがめざす農業像はどういうものか。どういう地域社会・農業があって、そのなかでJAがどういう役割を果たすのかが分かりにくいなどの意見が出された。
また、担い手問題では、多様な担い手であるべきだとか、これまで日本農業を支えてきた多数の農業者を切り捨てることはありえない、日本農業の姿を描き、そのうえで担い手はこうあるべきとすべき。担い手問題は国にいわれてやるべきではないなどの意見があった。
また、JA合併や連合会の組織整備について、一定の総括をするべきという主旨の発言もあった。
大会議案は、こうした意見を踏まえて、5月9日に専門委員会、5月25日の第3回議案審議会で審議をし、6月1日の全中理事会で決定され、6月12日〜14日の地区別JA代表者会議で組織協議などを経て、議案の最終決定は9月8日の全中理事会の予定となっている。
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