５月10日に開催された「ＪＡファーマーズマーケット・サミット」の参加ＪＡがファーマーズ・マーケットがめざすべきビジョンなどをまとめた「共同宣言」を採択、17日に公表した。
このサミットは、（社）ＪＡ総合研究所が店舗開設のためコンサルタントを行った16ＪＡを母体とする「ファマーズ・マーケット戦略研究会」発足３周年を機に関係ＪＡトップ層が集まったもの。当日はファーマーズ・マーケットの事業戦略や営農販売を中心としたＪＡ改革の課題などを話し合った。共同宣言はその話し合いの成果をまとめた。
宣言は以下の通り。
（１）地産地消を基本とする「地域自給」をめざして地域農業の転換と農産物流通の再編を進める
（２）地域の食文化に根ざした「売れるものを作る農業」をめざして生産者の意識改革を促す
（３）地域の農を支える「多様な担い手づくり」をめざして消費者との直接連携を深める
（４）営農を基盤とする「総合事業機能の発揮」をめざしてＪＡ運営の構造改革を進める。
サミット参加ＪＡは、ＪＡいわて花巻（岩手）、ＪＡさくらんぼひがしね（山形）、ＪＡあぐりすかがわ岩瀬（福島）、ＪＡ千葉みらい（千葉）、ＪＡはだの（神奈川）、ＪＡおおいがわ（静岡）、ＪＡ上伊那（長野）、ＪＡあいち知多（愛知）、ＪＡいなべ（三重）、ＪＡ紀の里（和歌山）、ＪＡ紀北かわかみ（同）、ＪＡ兵庫六甲（兵庫）、ＪＡおきなわ（沖縄）の13ＪＡ。 |
