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18年産うんしゅうみかんとりんごの適正生産出荷見通し (5/26)


 農林水産省が5月26日に公表した平成18年産うんしゅうみかんの適正生産出荷見通しでは、予想生産量は108万トン程度で、需要見込みをもとにした適正生産量107万トンをやや上回る。適正出荷量は95万トンで、このうち生食用が83万5000トン、加工原料用向けが11万5千トン(果汁用8万5000トン、缶詰用3万トン)。
 生産出荷量を適正にするため、生産者、出荷者や団体は、今後全国段階、府県段階、産地段階で生産出荷目標を策定し、計画的な生産出荷に取り組む。
 計画的な生産では、適正な着果量を確保するための摘果等の作業の推進や高品質果実の生産につとめ、極早稲品種についての需要に見合った生産などが必要だとしている。
 計画的な出荷では、出荷品質基準を徹底して高品質果実を出荷することや、加工原料用果実について、長期取引契約による安定的な取り引きにつとめることが必要だとしている。
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また、平成18年産りんごの適正生産出荷見通しでは、予想生産量は需要量とほぼ同じ86万トン程度。適正出荷量は77万トンで、このうち生食用出荷量は63万5000トン、加工原料用向けが13万5000トン(うち果汁用は11万5000トン)。
 うんしゅうみかんと同様に計画的な出荷では、出荷品質基準を徹底して高品質果実を出荷することや、加工原料用果実について、長期取引契約による安定的な取り引きにつとめることが必要だとしている。
 また、国は両品目の計画的な生産出荷の実施に役立つ所要の事業をおこなう。

(2006.5.30)

 

 

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