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出荷額300億円、4月も順調な伸び −農林水産物輸出 (6/16)


 4月の農林水産物(アルコール飲料、たばこ、真珠除く)の輸出は出荷額300億円と前年度同月比15.8%の伸びで、18年度に入っても以前高い伸びを示している。
 昨年5月、官民一体で農林水産物の輸出促進に向けて「農林水産物等輸出促進全国協議会」が設立され、国内農産物の輸出拡大を進め22年度出荷額6000億円をめざしている。17年度出荷額は対前年度比12.1%増の3310億円で、12〜16年度の平均5.9%よりも大幅に伸びた。
 農水省の担当者は、「国内で生産されたのもは国内で消費するのが原則だ」と断りながらも、「今、農林水産物の輸出は追い風にあり、この機会を捉えて、日本の高品質な果物などをアジアの多くの人に知ってもらえたらと思っている」と、農林水産物を通じて日本を世界にPRする良い機会でもあることを強調した。
 協議会では日本の農林水産物PRのため、今年度は上海、天津(以上中国)、クアラルンプール(マレーシア)、シンガポール、バンコク(タイ)の5ヵ所に常設店舗を設置する、常設店舗は各都市の高級百貨店等の店内に設置し、9月から翌年3月までの活動を予定している。また、農水省は個人でも輸出ができるように、輸出手続き等を解説した実務書的なマニュアルを、中国、韓国、台湾、タイの4ヵ国を対象に作成中で、完成しだいホームページ等に掲載し、多くの人に利用を呼びかけ輸出拡大をめざしたとしている。

主な輸出品目の動向

(2006.6.16)

 

 

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