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農業やってみませんかセミナー開催 −東京仕事センター (6/30)


 新規就農を希望する人や農業に興味のある人を対象に「農業やってみませんか」セミナーが6月30日、東京仕事センター(千代田区飯田橋)で開催された。同セミナーは40歳以下で主に現在休職中の人が対象で、主催者の予想を上回る約50名の参加があった。
 農業を志す人に向けたメッセージとして玄田有史東京大学社会科学研究所助教授は、「農業は体を使って行い、成果が目に見える仕事だ。自分が本当にしたいこと、できることは何か。良く考えて欲しい。いま農村は高齢化、過疎化が進み、後継者を求めている。求められるところで自分を表現できる。ぜひ、頑張ってください」と、農業を志す人を励ました。吉本明子農水省経営局普及・女性課長は、「就業人口の減少で、後継者問題は待ったなしの状況。新規就農相談センター、新農業人フェアなどいろいろなメニューを揃えて、後継者の育成をはかっている。少しずつではあるが、農業に関心を持つ若者が増えてきていることは嬉しい。生産法人などでは、研修生を受け入れている。多くの人が農業の現場に触れ、新しい道を歩き出すことを期待している」と、就農者への支援を強く進めたいと語った。
 会場からは、「農業法人に勤めるには資格が必要か」「米づくりをしたいがどうすればよいか」「農業体験をしたいが紹介してもらえるか」などの質問がでた。主催者からは、「農業法人に勤めるには特別な資格はいらない。自分に合うところを見つけるには、できるだけ多くの生産法人を見た方が良い」など具体的なアドバイスがあった。
 なお、今回のセミナーは東京仕事センター(東京都産業労働局)が主催し、農水省が後援して行われた。

(2006.7.5)

 

 

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