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施設いちごの農業所得もっとも高い
平成17年産夏秋野菜の品目別経営収支
−農水省農業経営統計調査結果 (7/10)


 農水省が7月10日公表した、平成17年産夏秋野菜の品目別経営収支調査結果によると、10a当たり農業所得は、施設いちごがもっとも高く、174万2000円だった。
 次いで施設ししとう、露地ししとうとなっており、果菜類および果実的野菜が高い水準にある。
 果菜類や果実的野菜が、根菜類や葉茎菜類に比べて多収量であることや、単価が高いことから、農業粗収益が高いため。
 家族農業労働1時間当たり農業所得は、露地にんじんがもっとも高く3110円、次いで露地はくさいが高くなっている。
 根菜類と葉茎菜類の10
a当たりの農業所得は、果菜類や果実的野菜に比べてかなり低い水準だが、家族農業労働1時間当たり農業所得では、収穫・出荷などの労働時間が少ないため、比較的高い水準になっている。

夏秋野菜の品目別農業所得

 平成17年産夏秋野菜のうち、露地野菜の10a当たり農業所得は、ししとうが92万円でもっとも高く、次いでミニトマト、なすの順。
 家族農業労働1時間当たり農業所得は、にんじんが3110円でもっとも高く、次いではくさい、だいこんの順になっている。
 果菜類は、10a当たりの農業所得では、根菜類と葉茎菜類に比べて高くなっているが、収穫・出荷などの労働時間が多いため、家族農業労働1時間当たり農業所得では、多くの品目が根菜類や葉茎菜類よりも低くなっている。
 平成17年産夏秋野菜のうち、施設野菜の10a当たりの農業所得は、いちごが174万2000円でもっとも高く、次いでししとう、ミニトマトの順。
 家族農業労働1時間当たり農業所得では、青ねぎがもっとも高く、次いでミニトマト、きゅうりの順になっている。
 ししとうは、10a当たりの農業所得ではいちごに次いで高くなっているが、収穫作業に多くの労働時間を要するため、家族農業労働1時間当たり農業所得では、もっとも低くなっている。

露地野菜の品目別経営収支等 施設野菜の品目別経営収支等

(2006.7.18)

 

 

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