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平成17年田畑計耕地利用率前年比0.4ポイント低下
−農水省農林水産統計調査結果 (7/24)


 農水省の田畑耕地利用率調査によると、平成17年農作物作付け(栽培)延べ面積は、田畑計では438万4000haで、飼肥料作物、豆類、野菜などの作付け(栽培)面積が減少したことから、前年に比べて3万8000ha(前年対比1%)減少した。
 農作物作付け(栽培)延べ面積は、近年減少傾向で推移している。
 耕地利用率は93.4%で、前年に比べて0.4ポイント低下した。
 このうち、田の農作物作付け(栽培)延べ面積は、237万9000haで、飼肥料作物、麦類、豆類等の作付け(栽培)面積が減少したことから、前年に比べて2万4000ha(同1%)減少した。
 飼肥料作物の作付け(栽培)面積が減少したのは、畜産飼養戸数・頭数の減少によるもの。
 耕地利用率は93.1%で、前年に比べて0.2ポイント低下した。
 全国農業地域別に前年と比較すると、北海道、北陸、東海で上昇したものの、それ以外の地域では低下した。また、九州では、稲や豆類の裏作として麦類等の作付けをおこなう年二作体系の耕地が多いこと、沖縄では水稲の二期作がおこなわれていることなどから、それぞれ100%を上回っている。
 本地利用率は、98.7%で、前年に比べて0.4ポイント低下した。
 畑の農作物作付(栽培)延べ面積は、200万5000haで、麦類などの作付面積が増加したものの、工芸農作物、野菜等の作付け(栽培)面積が減少したことから、前年に比べて1万4000ha(同1%)減少した。
 麦類の作付面積が、北海道において小麦の作柄が安定していることなどから増加したものの、工芸農作物、野菜等の作付け(栽培)面積が、生産者の労働力事情などにより減少した。
 耕地利用率は93.9%で、前年に比べて0.5ポイント低下した。
 全国農業地域別に前年と比較すると、北海道で上昇したものの、それ以外の地域では低下した。
 北海道では、飼肥料作物のすき込みによる輪作があることから、100%を上回った。
 また、本地利用率は、96.0%で、前年に比べて0.6ポイント低下した。

*1.耕地利用率とは、耕地面積に対する作付け(栽培)延べ面積の割合のことをいう。
*2.本地とは、直接農作物の栽培に供せられる土地で、けい畔を除いた耕地をいう。
*3.耕地(本地)利用率とは、耕地(本地)面積に対する作付け(栽培)延べ面積の割合のことをいう。

図1 耕地面積、農作物作付(栽培)延べ面積及び耕地利用率の前年比較(全国) 図2 農作物作付(栽培)延べ面積の推移(田畑計)
(2006.7.24)

 

 

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