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挨拶する野村会長
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JA共済連は、7月14日に東京・赤坂プリンスホテルで、優秀な実績をあげたライフアドバイザー(LA)を表彰する「平成17年度 JA共済LA全国表彰式」を開催した。今回で12回目となる。
JA共済のLAは3月末現在で2万827名と2万人の大台を超え、17年度の長期共済新契約高31兆9593億円のうち19兆9843億円、62.5%がLAによるものだった。このことは名実ともにLAが「共済事業だけにとどまらず、JA事業においてなくてはならない存在である」(野村弘会長の挨拶)ことを示したものといえるだろう。
今回表彰されたのは、総合優績表彰12名、生命系共済部門7名、年金共済部門7名、ニューパートナー部門6名、自動車共済部門63名(重複受賞者あり)をはじめ637名。昨年度より64名多く、LA制度始まって以来、最高の受賞者数となった。そのうち連続5回特別表彰は36名にのぼった。
受賞者の内訳をみると、共済外務専任が292名、共済外務専任以外が345名。男女別では、男性が528名、女性が109名で、LA全体の男女割合とほぼ同じ比率となっている。今回初受賞者が281名いる一方で、5回以上受賞者が82名いた。
県別には、神奈川県が86名、福岡県が81名、愛知県が58名で昨年と同様の順位になっている。また、宮城県は昨年の7割増しの43名、兵庫県は倍増の36名の受賞者を出していることが注目される。
受賞LA1人当たり長期共済保障金額は共済外務専任が約32億7000万円、共済外務専任以外が23億2000万円となっている。
今回の表彰式は例年とは趣向を変え、まず名前を読み上げられた受賞者が次々に入場し着席。「LAの甲子園ともいうべき、この晴れの舞台に立てたことを心より嬉しく思う」とのLAメッセージを総合優績表彰受賞者の榎本久史さん(神奈川・JA相模原市)が発表し開会した。
その後に野村会長が開会の挨拶をし、審査経過が報告されたあと、イメージキャラクターの賀集利樹さんも登壇し、なごやかに各部門ごとの表彰が行われた。
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(左)総合優績表彰受賞のみなさん・(右)緊張した面持ちで表彰を受けるLA |
ニューパートナー獲得、保有高堅持が課題
JA共済を取巻く環境は今後も厳しいことが予想されるなかで、LAの果たす役割はますます重要になってくるといえる。
こうしたことを踏まえて野村会長は挨拶のなかで、「協同組合らしい、組合員・利用者一人ひとりの立場に立ったライフプランを意識した活動にもとづく問題解決型の推進を展開し、JA共済の信頼をよりいっそう高める」ことを第1の課題としてあげた。とくに、「JA共済しあわせ夢くらぶ」の戦略的な活用などによる「ひと・いえ・くるま」の総合保障提案の重要性を強調した。
そして「絆の強化と仲間づくり」にふれ、「医療共済を中心とした生命共済・自動車共済を戦略的に活用したニューパートナーの獲得と、保有高堅持に向けた取組みの強化」を訴えた。
これらの実現が今年度の課題であることを確認し、「来年もこの晴れの舞台に立てるよう、引き続き努力する」という決意表明を、初受賞の松村俊成さん(広島・JA広島中央)が行い散会した。
フォルダー登録者数が1000万人を突破
JA共済しあわせ夢くらぶ
JA共済の複数の共済契約をまとめてフォルダーに登録することで、各種のサービスが受けられる「JA共済 しあわせ夢くらぶ」のフォルダー登録者数が、6月に1000万人の大台を超え、7月3日現在で1003万5821人に達していることがわかった。
フォルダー登録者は共済掛金を負担している契約者が対象となるが、所得のある就業者数6297万人(平成12年国勢調査 総務省)の6.3人に1人が、フォルダー登録していることになる。
JA共済連では、年1回フォルダー登録契約の案内を送付しており、契約内容の確認や保障の見直しへの活用、住所や掛金引き落とし口座の変更といった手続きが簡単に行えると好評だ。
また、新規加入する場合には共済契約掛金の割引や宿泊・レジャー施設の優待利用ができるなどの特典をうけることができる。
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