農水省が9月7日公表した平成17年農業生産指数は95.2(前年に比べ1.3%増)で、2年連続で上昇した。
生産指数は、基準年を平成12年とし、それぞれの生産量を比較したもの。
主な品目別の動向は、次の通り。
米は95.7で、おおむね生育が順調で収穫量が増え、前年に比べて3.8%上昇した。
野菜は91.5で、ばれいしょ、メロンなどの収穫量は減ったが、キャベツ、レタスなどの収穫量が増え、前年に比べて0.4%上昇した。
果実は97.3で、みかん、りんご、日本なしなどの収穫量が台風等の影響で作柄が悪かった前年に比べて増えたため、7.9%上昇した。
畜産総合は97.3で、肉用牛、ブロイラーが上昇したが、廃業による飼養戸数の減で豚が減り、前年に比べて0.6%低下した。
林業、水産業を含めた農林水産業生産指数は、94.5で、前年に比べて1.0%上昇した。
林業生産指数は95.0で、竹材、薪炭の生産量が減ったが、きのこ類の生産量が増え、前年に比べて1.7%上昇した。林業生産指数は2年連続の上昇。
水産業生産指数は91.1で、海面養殖業の漁獲量は増えたが、他の漁獲量が減り、前年に比べて0.4%低下した。水産業生産指数は6年連続で低下した。
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