ＪＡ全農ミートフーズ（株）の開業披露宴が９月29日にホテルパシフィック（港区高輪）で、ＪＡ関係者、取引先等約200名を集めて開催された。同社は、全農全国本部から食肉販売事業を移管された全農ミートフーズが全農ミートと合併して発足し、９月１日から業務を開始している。
全農栁澤武治会長は「経済事業改革構想に沿い、事業内容の変化に対応して意思決定の迅速化と経営体質の強化をめざし、全農ミートフーズを立ち上げた。同社のスタートで、畜産販売部門はすべて会社化した。新会社が生産者と消費者の架け橋となり、生産者の生活向上にも寄与することを期待する」と挨拶し、経済事業改革の成功例となることを願っていると結んだ。
農水省生産局本川一善畜産部長は、ＢＳＥの発生などにより食肉に対する消費者の目が厳しくなっている状況を説明し、「消費者ニーズが多様化し、それらに対応することが求められている現在、新会社に大いに期待している」と、安心・安全をなによりも大切にし消費者の信頼を得てほしいと挨拶した。
これに応えて岩佐肇三社長は、「われわれは現場を重視し、食肉加工品事業・包装肉事業の充実、消費者ニーズにスピーディーで柔軟に対応するなど、皆様の期待に応えるよう全力を尽くす」と決意を述べた。
会場に用意された料理や飲み物で来場者が談笑する中、岩佐社長を囲んだ人の輪が、あちこちにできた。
 |
岩佐社長以下役員全員が勢揃い |
|
