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オープニングのテープカット |
「出会えます!最新技術シーズとビジネスパートナー」をテーマに、『アグリビジネス創出フェア2006』が10月25日〜26日の2日間、東京国際フォーラムで開催された。
同フェアは、農林水産分野の研究・製品開発、事業化や技術移転、市場開拓などについて、民間企業、大学、独立行政法人、公共団体等が一堂に会し情報発信と交流を行うことを目的として行われ、今年で3回目となり、昨年より多い86団体が出展した。橋賢二農水省農林水産技術会議事務局長は「このフェアが産学官の連携で新たな研究開発やビジネスチャンスを創出し、農林水産業や食品産業の発展に寄与する」ことを期待する、と開会の挨拶を述べた。
各ブースでは来場者に注目されるよう、出展者が最新の研究成果や新技術を盛んにアピールしていた。健康志向や環境に配慮した「食」「農」が多くのブースでキーワードとなっており来場者の関心も高く、出展者の説明を熱心に聞き入る姿が見られた。
今回、大学の出展が26ブースあり目についた。高知大学は、地元産の小麦でパンを作るのに適した発酵菌を開発、富山県立大学は富山湾深層水および深層水塩を活用してビール、ソーセージ、かまぼこの開発、など各大学とも産・官と連携してそれぞれの地域の特色を生かした研究を行い、アグリビジネスの創出に力を入れていることをアピールしていた。
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