農水省は11月7日、平成18年産4麦(小麦、二条大麦、六条大麦、はだか麦)の収穫量を公表した。4麦合計では101万1000tで、前年産に比べて4万7000t(前年産対比4%)減少した。
▽小麦=収穫量は83万6500tで、都府県では5月以降の断続的な降雨による登熟不良、北海道では6月の低温と日照不足により粒数が確保されなかったため、作柄が良かった前年産より3万8200t(同4%)減った。
都府県の収穫量は32万2900tで、前年産に比べて1万1700t(同3%)減った。作付面積は前年産並みだったが、10a当たり収量が前年産を10kg(同3%)下回ったため。
北海道の収穫量は51万3600tで、前年産に比べて2万6500t(同5%)減った。作付面積は前年産に比べ5000ha(同4%)増えたものの、10a当たり収量が作柄の良かった前年産を42kg(同9%)下回ったため。
▽二条大麦=収穫量は11万8300tで、前年産に比べて6000t(同5%)減った。作付面積、10a当たり収量ともやや減少したため。
▽六条大麦=収穫量は4万2500tで、前年産に比べて4500t(同10%)減った。作付面積がやや減ったうえ、、10a当たり収量が25kg(同8%)減少したため。
▽はだか麦=収穫量は1万3400tで、前年産に比べて1300t(同11%)増えた。作付面積はやや減ったものの、10a当たり収量が作柄の悪かった前年産を36kg(同13%)上回ったことによる。
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