農業協同組合新聞 JACOM
   
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鳥インフルエンザ侵入防止対策を強化 −農水省対策本部 (11/27)


 韓国で高病原性鳥インフルエンザが発生した(2006.11.28既報)ことにともない、農水省鳥インフルエンザ対策本部は11月27日、日本への鳥インフルエンザの侵入防止に万全を期すため、次の取り組みをおこなうことを決めた。
水際での検疫の強化=韓国内での清浄性が確認されるまでの間、家きん肉等の輸入の停止を継続する。
 韓国からの旅客全員に対する靴底消毒および車両消毒を徹底する。
国内対策の強化=高病原性鳥インフルエンザウイルスの農場への侵入を防ぐため、(1)都道府県に随時収集される情報の提供、(2)「家畜伝染病予防法施行規則の飼養衛生管理基準」を遵守して、野鳥の鶏舎などへの侵入防止や農場出入り口での消毒の徹底、(3)異常発見時の早期通報、の3点について引き続き徹底する。
発生情報の収集、共有=韓国での発生状況、国内での対応状況について、情報の収集を続け、国内関係機関との情報の共有につとめる。
 農水省は11月24日、消費・安全局長名で都道府県知事あてに、飼養衛生管理の徹底、異常家きんの通報があった場合の的確な病性鑑定の実施、危機管理体制の点検などについて、適切に対処するよう依頼している。

(2006.11.30)



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