農業協同組合新聞 JACOM
   
農政.農協ニュース

タイ国産マハチャノ種マンゴウ、輸入認める −農水省 (11/28)


 農水省は11月28日、これまで日本への輸入を認めていなかったタイ国産マハチャノ種のマンゴウの生果実の輸入を、同日付で認めることにしたと発表した。
 タイでは、日本では未発生のかんきつ類、マンゴウ、マンゴスチンなどの害虫、ミバエ類(ミカンコミバエ、ウリミバエ)が発生しているため、わが国はミバエ類の寄生植物の輸入を禁止している。
 しかし、タイのナンカンワン種、ナンドクマイ種、ビムセンダン種、ラッド種のマンゴウは、蒸熱処理によるミバエ類の殺虫処理技術が同国で開発されたため、昭和62年3月以降輸入が認められた。
 タイからは、平成17年3月にマハチャノ種のマンゴウについて、追加解禁要請がされていた。
 農水省は技術的検討を続けていたが、既解禁のものと同様に、「果実の中心温度を47.0℃とし、この温度以上で20分間蒸熱処理する」という方法で、ミバエ類の完全殺虫ができ、病害虫の侵入のおそれがないことが確認されたという。
 今回の措置は、マハチャノ種のマンゴウについて蒸熱処理をすることを条件に、輸入を認めたもの。

(2006.12.1)



社団法人 農協協会
 
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。