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農政.農協ニュース |
イネ資源のバイオエネルギーで地域貢献 −JA全農 (12/4) |
(社)農林水産先端技術産業振興センター主催による、「バイオマス資源としてのイネの可能性に関するシンポジウム」が12月4日、石垣記念ホール(港区赤坂 三会堂ビル9階)で開催された。 ◆農業の生産基盤を守り、地域産業を創出
小池一平JA全農営農総合対策部長は、全農がバイオマスエネルギー生産に取組む理由として「日本農業の生産基盤を守りたいとの思いと、地域産業を創出し定住条件を整えるなど地域社会に対する貢献、担い手の規模拡大に寄与することなど」、「耕作放棄地が増え耕地の荒廃が進んでいるが、これに対処するためにもイネを原料としたバイオエネルギーという発想があっても良いのではないか、また、転作で麦・大豆を栽培しているが、米作を行う方が自然だ」ということなどをあげた。 ◆原料イネの安定的・継続的な供給など課題も多い エタノール製造プラントはエネルギー多消費型のプラントで、全農の試算によるとエタノールが100円/リットルで製造できたとしても投入したエネルギーの原価割れになることが予想されている。その他、原料イネの安定的、継続的な供給ができるか、行政の支援があるかなどの問題もある。「イネを原料にエタノール生産を行うことは採算ベースで考えると難しい課題が突きつけられている。しかし、営農と生活を支援し元気な産地づくりに取組むといった、経営理念に沿った事業で、前向きに取組みたい」と、決意を述べた。 |
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(2006.12.11) |
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