(社)農協協会主催の第5回『望年囲碁親睦交流大会』が12月2日、中央区・日本橋公会堂で開催された。大会はJAグループのOBや業界関係者など22名が参加。「竹組(三段以下)」「松組(四段以上)」に分かれて一人が4局を打ち、その成績で順位を競った。
今大会は中川敞行農協協会会長、梶井功東京農工大学名誉教授の80歳のお祝いを兼ねて行われ、中川会長が「協会の発展と日本農業の将来をしっかり見守りたい。これからも元気で頑張ります」と、また、梶井先生は「まだまだやり残している仕事があります。気持ちを新た取り組んでいく」と、それぞれ決意を語った。大会は二人の80歳を祝うように、和やかな雰囲気の中で行われた。
今年は日本棋院の戸澤昭宣九段をゲストに迎え、対局するときにどのようなことを心がけているかなどを聞いた。また、同時に3人、4人を相手にして指導対局を行ない、実戦に即した具体的な指導に、勉強になったと参加者には好評であった。「5手、10手先まで読まれている」と、対局した人はプロの“強さ”に脱帽していた。
すべての参加者が4局打ち終わったところで成績が発表され、竹組の優勝は澤田三段、2位は吉塚初段、3位は大谷初段。松組の優勝は岡本七段、2位は広瀬四段、3位は萩原四段。入賞者にはそれぞれ賞品が贈られた
大会終了後、会場を移して懇親会が行われた。久しぶりの再会に旧交をあたためたり、成績について語る人など、尽きぬ話題で大いに盛り上がった。途中福引き大会があり、空くじなしの豪華賞品が参加者全員に当たった。
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