農業協同組合新聞 JACOM
   
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残留農薬、基準値超えるものはない
〜平成18年度政府買い付け外国産米麦の検査結果 −農水省 (7/5)


 農水省は、平成18年度に政府が買い付けた外国産米麦の残留農薬等検査結果をまとめ、公表した。農水省は、外国産米麦の輸入に当たり残留農薬等について検査を行い、食品衛生法にもとづく基準値を満たしたもののみを買い付けることにしている。このため、輸入するすべての米麦について、輸入商社に発着両地点での残留農薬検査等の実施を義務付けている。
 平成18年度では食用の米穀から7種類、小麦から10種類の合わせて17種類、飼料用では小麦から5種類、大麦から9種類の合わせて9種類(共通の農薬があるため)の農薬等が検出された。しかし、いずれも基準値を超えたものはなかったという。
 平成18年度では、これまで検出されたものに加え、プロピコナゾール(麦類の赤さび病や赤かび病などの殺菌剤)がベトナム産米から、デルタメトリンおよびトラロメトリン(野菜や果樹のアブラムシ類の殺虫剤)がアメリカ産小麦から、新たに検出されたという。

(2007.7.9)

 

 

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