コメ価格センターの第4回入札が9月19日実施され、4産地品種銘柄が上場された。茨城コシヒカリ(A地区)は前回と同数の480tが上場され、今回も引き続き100%落札された。しかし、落札加重平均価格は60kg当たり1万4411円で、前回より19円とわずかながら下がった。申し込み数量倍率は5.4倍だった。
千葉コシヒカリは前回と同数の360tが上場されたが、落札率は16.7%と前回の落札率83.3%から大幅に後退した。落札加重平均価格は60kg当たり1万4417円で、前回より304円と大きく下がった。申し込み数量倍率は2.6倍だった。
鳥取コシヒカリは360t、鳥取ひとめぼれは240tが初上場され、申し込み数量倍率はそれぞれ2.6倍、3.2倍だったが、いずれも落札ゼロだった。
農水省が8月30日に公表した8月15日現在の水稲作柄概況では、早場地帯の作柄、遅場地帯の生育はおおむね平年並みと予想された。また、本紙(農業協同組合新聞)の作柄調査(9月10日号)(ホームページJAcomで9月13日付既報)では「99」と平年並みが見込まれる。米穀販売業者の間では、今のところ「19年産米の供給は潤沢」との見方が強く、模様眺めムードが濃いようだ。
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