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農政.農協ニュース |
平成20年産米の生産目標数量は815万トン |
農水省はこのほど、平成20年産米の生産目標となる 「都道府県別需要量に関する情報」を公表した。平成20年産米の生産量は815万トンが目標となる。20年産からは換算面積も併せて示され、全国計の面積は154万haとなった。19年産の生産目標に対して13万t、実生産量に対し39万tの減になる。 19年産米の生産量は作況指数「99」だったにもかかわらず、需要量に関する情報による828万tの生産目標を26万t上回った。生産調整を達成せず過剰作付けされたのが原因。出来秋の価格が昨年を大幅に下回ったことから、政府米34万tの備蓄用買い入れ、全農による10万tの飼料用への処理などの緊急対策でなんとか乗り切った形だった。 政府備蓄米は需給、価格への影響を避けるため、当面販売せずに凍結することとされているため、20年産米の需給のバランスを保つためには、生産調整未達成者をなくし、需要に見合う生産を実行することがカナメとなる。先の自民党農業基本政策小委員会の集中議論のなかでも、▽生産調整目標は全都道府県、全地域で達成する必要がある、▽生産調整を達成しているところと未達のところについては差をつけなければ公平感を確保できない、とされた。 都道府県別数量は、過去の販売実績(需要量)を基本に生産調整の達成度合を勘案して算定した。19年産で生産調整を達成したのは16都道県。27府県が需要減に過剰作付けのペナルティー分を上乗せされて減額された。 19年産の生産調整を達成し、需要も見込める県は19年産より増額または横ばいとなった。増加したのは佐賀、香川、滋賀の3県。横ばいは埼玉、神奈川、福岡、熊本の4県だった。その他の生産調整達成都道県についても、達成県の平均減少率まで加算する措置がとられた。 (平成20年産米の都道府県別の需要量に関する情報) |
(2007.12.10) |
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