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チームランナーと握手を交わす神永社長(右) |
2007年6月1日、ニューヨーク国連前を出発した水問題のアピール・マラソン「ブルー・プラネット・ラン」が8月1日の「水の日」、東京に到着した。世界16か国を走破するこの世界1周マラソンは、ダウ・ケミカルとブルー・プラネット・ラン財団(注)によって企画されたもの。
世界の人口のおよそ6分の1にあたる11億人もの人びとが、安全な飲み水を確保できずに苦しむ現状を、世界1周マラソンを通じて訴え続けるもので、今後の日程はサンフランシスコに渡りアメリカを横断、9月4日に出発点のニューヨークに戻りゴールする。
アジア地域から唯一参加のランナーである寺内多恵子さんは、「一人でも多くの方々に水問題の現状を知っていただき、支援を募ることが私たちの使命」と、サンフランシスコに向かうランナーたちを応援のエールとともに送り出した。
また、神永剛ダウ・ケミカル日本社長は、「毎日6000人もの人が安全な水を確保できずに亡くなっている。そのほとんどが子どもたち。水に恵まれた日本に住む私たちにとって想像しがたい悲惨な状況ですが、これが世界の現実」と、世界が直面する水問題の窮状を訴えた。
(注)2002年に設立され、世界の環境衛生と人の健康に対する認識を高め、普及活動を行う非政府団体に資金を提供している。現在、13か国で水のプロジェクトを支援している。
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