農水省統計部の年次調査によると、平成18年産飼料作物(牧草、青刈りともろこし、ソルゴー、青刈りえん麦)の作付面積は89万8100haで、前年産に比べて7700ha(前年産対比1%)減少した。
このうち、牧草の作付面積は77万7000haで、前年産に比べて5400ha(同1%)減少した。北海道、東北などで畜産飼養戸数の減少や他作物への転換により、減少したため。
形態別では、いね科は25万8700haで、前年産並み。まめ科といね科のまぜまきは51万2900haで、前年産に比べて6000ha(同1%)減少した。
10a当たり収量は、いね科が4090kg、まめ科といね科のまぜまきは3580kgで、それぞれ前年産を40kg(同1%)、50kg(同1%)下回った。北海道で融雪の遅れと6月の低温・日照不足、都府県では12月から4月にかけての低温・日照不足でともに生育が抑制されたため。
収穫量は2912万8000tで、前年産に比べて55万4000t(同2%)減った。このうちいね科の収穫量は1057万7000t、まめ科といね科のまぜまきが1835万8000tで、前年産に比べてそれぞれ9万1000t(同1%)、46万3000t(同2%)減少した。
青刈りとうもろこしの作付面積は8万4400haで、前年産に比べ900ha(同1%)減少。収穫量は429万tで、前年産に比べ35万t(同8%)減少した。
ソルゴーの作付面積は1万9100haで、前年産に比べ1000ha(同5%)減少。収穫量は112万4000tで、前年産に比べ15万1000t(同12%)減少した。
青刈りえん麦の作付面積は6950haで、前年産に比べ450ha(同6%)減少。主産県の収穫量は19万4700tで、前年産に比べ2万6300t(12%)減少した。
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