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売上げ・客数・客単価とも前年を上回る 18年外食産業市場動向調査 −外食産業


 (社)日本フードサービス協会の「外食産業市場動向調査」によると、18年の全業態トータルの全店売上げは前年比102.8%、客数101.7%、客単価101.1%、店舗数101.1%と、いずれも17年を上回っている。月別にみると、売上げはすべての月で前年を上回り、客数は5月、6月は前年比マイナスだったが他の月はプラス。客単価も1月〜3月は前年を下回ったが4月以降はプラスが続いている。
 業態別売上げはいずれも前年を上回っているが、パブ・居酒屋業態の居酒屋(前年比113.2%)、ファーストフード業態の和風(同108%)、同麺類(同107.7%)に対して、ファミリーレストラン業態の焼肉(同95.6%)、ファーストフード業態の持ち帰り米飯・回転寿司(96.8%)というように、業態業種によってバラつきも見られる。
 客単価は各業態業種で前年を上回るかほぼ同じ水準と安定した状況が続いているといえる。
 店舗数は全業態で僅かに増えているが、居酒屋(115.6%)、麺類(106.5%)と伸びが大きい業種がある反面で、持ち帰り米飯・回転寿司(92.4%)、焼き肉(95.4%)というように、前年より減少している業種があるなど、市場の変化がうかがわれる。
 既存店ベースでみると、売上げは100.1%と同協会が1994年にこの調査を開始以来、初めて前年を上回った。個人消費回復傾向をメニュー価格のアップ、外食支出増加などで客単価が上昇し売上げが伸びたと同協会では分析している。

(2007.2.1)

 

 

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