農業協同組合新聞 JACOM
   
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施設ミニトマトの農業所得、最も高い 
−平成17年産野菜等の農業経営統計


 農水省統計部の農業経営統計調査によると、野菜の10a当たり農業所得は施設野菜が高い水準にあり、施設ミニトマトが205万7000円と最も高かった。次いで施設いちごが174万2000円だった。
 露地野菜は施設野菜に比べて低い水準だが、果菜類の露地ししとうや露地ミニトマトは比較的高い。果菜類が高いのは、収量が多いことや販売単価が高いため。 一方、家族労働1時間当たりの農業所得は露地キャベツが2580円で最も高く、次いで露地にんにくが1666円。露地野菜の根菜類や葉茎菜類が上位にあるのは、果菜類に比べて収穫、出荷等の労働時間が少ないため。
 果樹では、10a当たり農業所得はおうとうとキウイフルーツが最も高く38万円。おうとうは高級果実として単価高が定着しているのと、キウイフルーツは農薬などの費用がそれほどかからないため。おうとうは労働時間が比較的少ないため、家族農業労働1時間当たり農業所得も最も高く1627円だった。
 施設花きの10a当たり農業所得は、ばらが最も高く162万円。ばらは多収量のうえ単価も高いため。家族農業労働1時間当たり農業所得はきくが最も高く1151円だった。きくは他の花きに比べ、管理、収穫、出荷労働時間が少ないことによる。

(2007.2.15)

 

 

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