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農政.農協ニュース |
豪州との交渉で前例をつくるべきではない |
『日・豪EPA交渉と日本の農・食』をテーマに、「食・農・環フォーラム」の第76回学習会が2月26日、JAビルで開かれた。 ◆東アジアの一員であることは豪州の国家戦略 服部氏は交渉の課題と日本の農・食への影響について語り、「日本の食と農を考えれば、▽重要品目を関税撤廃から除外または再討議、▽豪州が重要品目に配慮しない場合には、交渉中断を含めた厳しい判断を持って臨むべきだ、との国会決議(衆・参農林水産委員会)は当然だ」と、豪州との交渉で前例を作れば、アメリカ、カナダなど食料輸出国が同様な要求を突きつけるだろうと語った。 ◆貿易の自由化で我々の生活は豊かになるのか パネルディスカッションでは、このEPA交渉が始まる要因として、資源をめぐる国際情勢が(日本にとって)プレッシャーになっていることなどが理由にあげられるとの認識が金原氏、綿貫氏から示され、金原氏はそのうえで▽豪が交渉開始に熱心だった、▽他国との関係でFTA・EPAを締結しないことの不利益を強調した。小林氏は、「食の安全や環境も含めた幅広い視点が求められている」と、自由経済、市場経済のなかでどのように日本農業を守っていくかが問われていると語った。 |
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(2007.3.5) |
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